部屋の窓を真っ白に覆い尽くす結露は、冬の風物詩ともいえるもの。ところで結露ってなぜ発生するのでしょう?結露が発生する原因を紐解くとともに、すぐできる対策をまとめました。放っておくと怖い結露による悪影響についても解説します。
冬の結露対策は早めが肝心!誰でも簡単にできる5つの工夫
寒い冬の季節は家の中と外の気温に大きな差が生まれがち。暖房を効かせた室内はポカポカと快適ですが、ふと窓に目をやってみるとガラス面が結露でびっしり曇っている…そんなことも珍しくないのではないでしょうか。
「冬だから結露は仕方ない」と諦めていませんか?実は結露をそのまま放置してしまうと、窓周辺やカーテン、住まいそのものにまでさまざまな問題が生じることも。簡単な結露対策を知れば、今日からでも実践したくなるかもしれませんよ。

結露が発生する原因は?放置するとこんなトラブルも
暖房をつけた状態で閉め切った部屋の中を想像してみてください。人が生活する空間は温かく快適ですが、窓の近くはひんやりしているもの。湿気を多く含んだ温かい空気は窓周辺で冷やされ、水蒸気が気体の状態を保てなくなり、結露となって液体化します。これが結露の原因です。
結露をそのままにしていると、窓を伝って垂れたり、カーテンを濡らしたりすることもあるかもしれません。
その状態で放置していると、窓のサッシやカーテンにカビが生えてしまうことも!家具の材質によっては腐食の原因にもなり、要注意です。
小さなお子さまがいらっしゃるご家庭では、結露した窓に子どもが落描きをして遊ぶことも珍しくないのでは?楽しい時間を奪うのは心苦しいですが、手の油分が窓に付着すると汚れとしてガラス面に溜まってしまうため、あまりおすすめできない遊びだといえるでしょう。
いますぐ始められる結露対策5選!
結露はそもそも発生させないようにすることが大切!実は、手軽に手に入るさまざまなアイテムで対策することが可能です。
まずは結露防止シート。窓のガラス面に貼ると断熱効果が生まれ、結露の発生を抑制します。柄の種類が豊富なので、お部屋の雰囲気に合うものを選んでみると楽しそうですね。
空気の流れを作り、窓付近の空気だけが冷やされないようにするためにはサーキュレーターが役立ちます。温かい空気を部屋中に循環させることもできるので暖房効率の向上にも。
水:食器用洗剤を20:1の割合で混ぜた液で窓を拭いてから、乾拭きするのも有効です。洗剤に含まれる成分により窓に結露がつきにくくなります。また、こまめな換気や除湿機の運転により、部屋の中から湿度を減らすのも有効な対策法でしょう。
すでに発生してしまった結露を取り除く方法
結露に気づいたら、後回しにせずすぐに拭き取ることが重要となります。簡単なのは雑巾やワイパーで取り除くこと。

ほかにもおすすめなのが、窓の下部に貼る結露吸水テープです。これなら結露が垂れても吸水してくれますし、ワイパーで結露を取り除く際にも手間が少なく済みます。
窓に新聞紙を貼るのも有効です。新聞紙は吸水性に優れるほか、インクが持つワックスのような効果によってガラスをコーティングしてくれるため、まさに一石二鳥。結露によってカーテンが濡れるのも防ぐことができます。
すでにカビが発生してしまっている場合は、まず水拭きをしてみてください。初期のカビなら案外キレイに取れるものです。こびりついてしまったカビや、ゴムパッキンに侵食したカビは頑固ですが、カビ取り剤などを使って根気よく掃除をしてみてくださいね。
結露が原因でカビの発生や、家具・住まいの劣化といった問題がすでに生じている場合には、リフォームや新築購入を検討するタイミングかもしれません。三島コーポレーションでは結露は発生しにくい窓のご提案も可能です。高槻市や茨木市など、北摂地域に強い不動産会社をお探しなら、ぜひ弊社までお気軽にご相談を!